ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

癌と共存

私が甲状腺癌摘出手術を受けたのは2007年。放射線治療を2度ほど受けました。その後、肺に転移していることが分かりました。

幸い、甲状腺癌細胞が増大するスピードは他の原発癌に比べると非常にゆっくりなのです。それで以後は年2回の定期検査で専門医が癌細胞の急激な増大がないことを確認するのみで特に癌治療を受けることなく済んでいます。

ただ3年前に癌細胞が少し大きくなったため医者からメトフォルミンという薬を試すことを勧められました。メトフォルミンは糖尿病の薬ですが癌細胞の増大を抑制することが分かっています。その薬が効果を発揮し、一時は癌細胞が縮小さえしました。最近はまた半年に0.5ミリぐらいの割合で大きくなっていますが特に癌治療をする必要はなく今に至っています。癌と共に18年?自分に癌細胞があることさえ普段忘れている私です🤪。

相棒の場合は大腸癌、ステージ4。既にアチコチの臓器に転移している状態でしたのでキモ治療が必須でした。9回の治療を受け、強い副作用で口内炎を悪化させ副鼻腔炎を誘発、食事が全く出来なくなったので一時治療を中止しました。

しかしキモ治療の効果はあり、CTスキャンでは正常に見えるほど大腸の癌細胞は縮小していました。ただ、正常に見えても癌細胞は存在しているので治療は続行すべきだと医師は言います。

相棒の場合も癌細胞を絶滅させるのではなく、増大しないよう抑制するのが治療目的となります。癌細胞が増えるには毛細血管の新生と集結が必要なので、血管生成を抑制することが大事だそうです。それにはニンニクが最も効果があるようなので、毎日のようにニンニクを食事に加えています。

そして相棒も私も癌細胞が増大しないことを願いながら癌と共存して暮らしているというわけでございます。