ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Alan Alda

私は買物で歩いている時にAlan Alda氏とすれ違うことが多々あります(写真左はマッシュの頃のAlda氏、右は今の氏)。
かなり前、私としては数年前のような気がするのですが、もしかしたら十数年前かも知れません、相棒と一緒にコロンブスアベニューを歩いていた時、背の高ぁい足の長ぁいスリムな男性と小柄な女性が洋品店の前でショーウィンドウを眺めて話している後姿を見ました。それはAlda氏と奥様でした。楽しそうに話していて、Alda氏が「ウァッハッハァー」と身体を曲げてそれは可笑しそうに笑う様子を見ていて「仲の良いご夫婦で、とてもいい感じだねぇ」と相棒と話したものでした。
Alda氏はリベラル派です。リベラル派といっても、メディアが表現するインチキな今時のリベラル、つまり利己主義なレフティストではなく、清々しい本物の優しさを持つリベラル主義者のようです。
その後、私だけ歩いている時に続けてAlda氏とすれ違うことが何度かありました。3度目ぐらいの時、Alda氏の目が笑っていたような気がします。ある時、スーパーの袋を下げて、しかめ面で足早に行く氏がありました。飾らず街を歩く著名な俳優の姿に「奥様の具合が悪いのかなぁ」と私は勝手に推測して同情したものでした。その後も数度近所を歩いているのを見かけたことがあります。そして今日、買物の帰りに向こうから歩いてくる白髪のご夫婦がありました。Alda氏は私が気が付いたことに気が付いていたようですがポーカーフェイスをしていました。私が顔を合わせないようにして、しかし微笑んでいたこと、Alda氏の半分ぐらいの背丈の小さな奥様は気が付いたようでした。最初にご夫婦で見かけた時は二人とも髪が黒っぽかったと思います。今はAlda氏が真っ白な白髪、奥様は白の多いゴマ塩で、時の流れを感じました。
Alda氏は週末に観たBridge of Spiesにも出演し、いまだ現役なのが嬉しい俳優さんです。