ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

皮肉な検査法

甲状腺癌を患った私は、摘出手術後は数年に一度CTスキャンやMRI検査をするようになっています。その際、画像がはっきり映るように造影剤を血管注入されます。

今朝はCTスキャンに行きました。CTの場合、注入するのはヨード造影剤だそうです(ヨードは甲状腺に影響するはずなのですが、主治医の指示のもとに行われているので信頼しています)。スキャンの前に控室でカテーテルを着けられ注射器2本分の液体を注入されたので、それがヨードなのだと思っていました。ところが、カテーテルを血管に突っ込んだままスキャン室に入り、スキャンしている最中に「ヨードを注入します」と言われたのです。それじゃ、あの液体はなんだったのか、と思いました。2種類のヨードが必要なのかしらん。もう何度もこの検査を受けているのに今更こんな疑問が湧いてきました。

さて、MRIに使われる造影剤はガドリニウム化合物なのだそうです。ガドリニウム自体は有毒。それで毒が尿として排泄されるキレート構造の化合物になっているそうです。しかし100%排泄されるわけではないようで蓄積するリスクもあるとか。

癌細胞の残存を調べるのにリスクのある検査をするというのも皮肉です。