ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

イスラエルの思い出

私は何か思いつくと覚書のように書き込んでファイルしておきます。そのファイルを眺めていたらイスラエルの旅の思い出を書き込んでいるメモがありました。あの頃中東は平和だったなぁと懐かしく思い出しました。

相棒と初めて海外を旅をしたのは出会いから3年目、1992年のイスラエルでした。

f:id:nykanjin:20210625125813j:plain小さな国なので北から南まで車で縦断しました。私たちが訪れた時のイスラエル周辺はとても平和でした。真っ白な岩の洞窟と青い海の美観地、最北端にあるロシュハニクラを訪れた時、北のレバノン国境とシリア国境も静かで平和でした。あの岩の白さと海の青さの美しさは30年近く経った今でも覚えています。頭の中にある記憶を辿ってその色彩をイラストにしてみました。

砂漠の暑さ(45℃)を身を以って経験、そして地図でしか見られないと思っていた紅海に足をつけ、真夏なのにその水の冷たさを体感して感無量になったものです。真水のように透き通った浅瀬に入れた足がその場に居られないくらいチクチク痛くなり、たくさんの小魚が私の足に齧りついていることに気が付きました。ピラニアのような獰猛さです。紅海を望むエラットという町は東にヨルダン、西にエジプトの国境があり、島国日本で育った私には、まるで隣の工事現場のようにしか見えない地続きの国境をみて不思議な気持になりました。

テルアビブのホテルでは火事に遭ったり、エルサレムの美術館回りでヘトヘトになったり、思い出はたくさんあります。