ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

電球取換え20年に1度?

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三か月ほど前、リビングの高い天井についている羽根付照明の電球が切れたので取り替えようと試みました。

3段梯子のステップを使ったのですが、短足の上、右腕が痛くて伸びないババァなのでゼンゼン届きませんでした。相棒に試してもらいましたが、やはり少しだけ届きません。この梯子は高さが約70センチ。それで高さが1メートルぐらいの4段梯子を取り急ぎオンラインで注文しました。

その梯子が数日して届いたので、やれ嬉しやと早速電球取換えに取り掛かりました。今度は届きましたが電球のカバーが取り外せないのです。カバーは一般に時計回りと反対方向に回せば外せるはずなのですが、これは特殊でメタルのグリッドがカバーを下から抑えるようになっているのです。そのグリッドの輪をグルグル回してみたのですが、まったく外れません。なんでだろ?数日いろいろ考え、外す努力をしたのですが徒労に終わりました。

ある時、目より少し高い位置にあるカバーの蓋の辺りを携帯でメクラ滅法写メしてみましたら、蓋に付いているナットが写り込みました。しかし、これをドライバーを使って外すには4段梯子より高い梯子がないと無理です。たかが電球取換えにそんな面倒なことをしないといけないのかと思いました。あまりアチコチいじくって壊してしまってはナンだから家の元持主に訊くしかないと思いました。

リビングには他にも照明がありますが、それだけでは暗いので背の高いフロアランプを買い補助明かりにしました。

そして何の進展もなく数か月が過ぎたある日、元持主からスネールメール(郵便手紙)が届きました。「ベッドのリモコンをそちらに置き忘れてないか?」ということでした。「リモコンはなかったですが、電球取換えの仕方を教えて欲しい」と返信しました。

それから数週間して元持主から傑作な返事がきました。元持主は20年間住んでいたらしいのですが、その間「一度も電球を取り替える必要がなかったので、取り替え方は知らない」というのです。これには笑ってしまった。しかし、電球が20年間も持ったのかと思うと感心するばかりでした。