ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

静脈瘤治療最新技術

きょうは夫婦二人で静脈瘤の治療(手術)に行きました。私は静脈瘤だけですが、相棒は足に浮腫が起きており、静脈瘤の上さらに体液が血管から洩れてしまっているのです。数年ほど圧迫ストッキングだけで過ごしていましたが、症状は悪くなるばかりでした。たまたま診てもらった心臓医が下肢静脈瘤の専門医でもあったので、治療しないと日に日に悪化して大掛かりな手術が必要となることもあると言われ、二人そろって今の内に治療することにしたのです。

手術前の治療法としては、圧迫ストッキング、それが効かない場合は、注射で静脈を固めるという方法があるそうです。そして手術の場合、従来の方法として静脈を引き抜くかレーザーで静脈の血管内を焼くというものがあるそうです。しかしこの方法だと術後の回復期間が長く、弊害も多いそうです。

この病院では最新の技術を駆使し、血管内に医療接着剤を入れて血管を閉じるという治療法を行っていました。これが一番痛みが少なく回復も早く、術後すぐ日常生活に戻れるということです。

私は合計4回に亘って治療することになっており、きょうはその1回目です。治療は注射針を3ヵ所刺されて30分ほどで済みました。少し痛かったですが、戦場で傷ついた兵士を思えば、こんなのは痛みの内ではないと思うことにしています(笑)。

術後は圧迫ストッキングを穿き、1週間は穿き続けるよう言われました。また1時間ごとに10分歩くことで血栓を防ぐよう促されました。歩く代わりにエクササイズ用自転車こぎでもいいとのこと。

あと3回の治療は今週半ばから来週半ばまで続きます。暫くは毎日エクササイズをしなければならないようです。さらに、これは人によるのですが、接着剤に対するアレルギーが出る人もいるらしく、腫れたりすることもあるそうです。せっかく治療したのですから術後の注意をしっかり守って悪化しないよう、順調に回復するよう努力しなければなりません。ズボラな私ですのでチョット心配ではあります。