ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

キモセラピ(化学治療)開始

化学治療のことをこちらではキモセラピ(Chemotherapy)と言うのですが、略してキモと言うこともあります🤪。

相棒のキモが昨日から始まりました。早朝にお弁当の支度をしました。治療は3時間ぐらいかかるので朝食抜きでいくとお腹が空くと思ったのです。しかしお弁当にフムスを入れたのでニンニクの臭いが漂って病室内で困りました😣。

昨日の朝は深い霧がかかっていて病院に向かう私たちの不安を反映しているかのような感じでした。病院では血液検査と治療のQ&Aのあと治療室へ案内されました。そこには治療用のイスと点滴用スタンドが数十個番号順に並んでいて、既に数人の患者が点滴を行っていました。(付添人用のイスも用意されてました。)

相棒の胸に前もって埋め込まれたポートにチューブが繋がれ、最初に2種類の薬品の点滴が始まりました。相棒は途中少し眠ったぐらいで特に気持が悪くなることもありませんでした。最初の点滴が終わると看護婦さんがもう1種類の薬品を注入し、その後しばらく休み、全部で3時間ほどで終わりました。朝早くに作ったお弁当は結局食べませんでした。臭いをまき散らしただけ😝。

治療が済むと、看護婦さんがポンプの入った15X30センチほどの布鞄を相棒の腰に着けました。ポンプはチューブで繋がれたビニール袋の薬品を相棒の胸に送る装置です。ポンプは48時間稼働するようセットされており、二日後に病院で外すことになっています。つまり、病院での3時間の治療後も継続して自宅で48時間点滴治療するということのようです。

指先の感覚が敏感になるという副作用を心配した私は手袋を用意していたのですが、相棒は何の副作用もなく家に戻りました。その後も、吐気もなく熱も出ず、異常と言えば少しだけ舌の感覚に変化があり、冷たいモノは飲めなくなりました。水も室温のもの、その他の冷たい飲み物も室温に戻して飲んでいます。

まだ第一回目の治療ですので、身体に薬品が堆積していないため副作用が軽いのだと思います。二回目から厳しくなるかも知れないので気は許せませんが、それでも今回いつもと変わりない相棒に今の所ホッとしています。不思議なことに治療後に、いままで数週間苦しかった相棒の咳が止まったので、薬の効果かしらと二人で笑ってしまったほどです。神様に感謝。