ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

秋深しNY市

身も心も 秋風のごと ニューヨーク

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NY、秋深く寒々としてきました。レフティストが9割方占めるNY市はますます退廃的な様を呈し、秋風が冷たいです。

私が来た1970年代のNY市、特にマンハッタンは、スリかっぱらい強盗が横行し、デパートやレストランでの置き引きは当たり前、ブロンクスの一角はギャングの住処となり瓦礫と化したコンクリートアパートビルの間を猫ほどの大きさのネズミが飛び交い、特に夜の出歩きは危険を伴いました。それでも昼間は、家族や夫婦や個人でやっている良心的な店が多く残っていて、食品も新鮮で安く、暖かさのある親切に出会うこともあり、心まで寒々とはしていませんでした。そのあともレーガン大統領が個人事業を支援する政策に出て、人々は個人経営を発展させ街も賑やかになった時期があり、救世主のように現れたジュリアニ市長によるNY市の復活もホンの一時期ありました。

それが今はレフティスト市政の下、レンガ造りのこじんまりした建物に代わってメタリック風にギラつく新しい高層ビルが立ち並び、どの店もみな大企業に乗っ取られ、個人経営の店にあった責任感や温かさは消え、雇人には心がなくてソッポ向きながら仕事し、品が悪かろうが高かろうが「自分のせいじゃねぇ」という態度。これがレフティスト政治です。大企業は共和党が支持しているように世間では言われますが、実際には民主党も多く大企業を牛耳っているのです。特にある種の薬品や医療の大企業は汚職まみれで大学の化学医療研究所までも引き込んで暴利を貪(むさぼ)るだけでなく薬によって反って市民の健康を害しているのが民主党の権力者たち。

あ、書こうとしたのは、秋の寒さで最近のNY市の心の寒さを思ったきのうでした。